もう一度、ハードル跳ぶことにしました。
こんにちは。秋葉原事業所訓練生のあ、と申します。
私は昨年7月に入所し
現在は就職準備コースで訓練をしています。
今回は、ハードル競争とさらぽれの訓練でのことを交えて
私の感じたことについて伝えようと思います。
なんで、ハードル競争?というと
学生時代、部活動で取り組んでいたからです。
ちなみに、「ハードル」という言葉は日本語で表すと「障がい」ということばに変わります。
…何だか、さらぽれで日々を過ごす私たちにとってすごく身近な言葉ですね。
さて、話をハードル競争に戻しましょう。
ルールとして
一人一人が
決められたレーンについて
ピストルが鳴ったら
ゴールに向かって
ひたすら前に走る。
10個あるハードルを跳びながら
いかに早くゴールするか、を競います。
スムーズに跳べたときはこの上なく爽快で、楽しくてしょうがない競技です。
ですが
転んで痛くても、しんどくて足が動かなくても、
誰も助けてくれないのです。
とにかく自力でゴールしなければなりません。
当たり前ですが審判規則として、
他の助力行為は失格となってしまうからです。
…
私は、「ハードルへの考え方」
自身の、「障がいに対する考え方」が、さらぽれを通して変わっていきました。
職員さんは、「ハードルを跳び越える怖さ」を和らげてくださいました。
同じ訓練生の皆さんは、「競争」ではなく「自分のリズムで跳んでいいのだよ」と教えていただきました。
日々の訓練は、「1つ1つハードルを跳んでいく自分」に自信を持たせてくれました。
ビジネス基礎研修は、「ハードルはくぐってもよし、よけてもよし。」・・・考え方を広げてくれました。
…
通所前は、
「苦しいハードルの跳び越え方」しか分からず
現実に立ち向かうことに抵抗がありました。
辛い思いはもう、したくない
そんなことばかり考えていました。
そんな私ですが、今は「さらぽれ」という伴走者の力を借りて
跳ぶことに対する怖さを和らげつつ、
自らハードルのある道を選んで走っています。
「ハードル」を、「障がい」を、
自分の道から失くしてしまいたい気持ちでいっぱいでした。
通所するようになってからは、
一緒に跳び越えていける人たちに出会えました。
他の助力行為をたくさん借りることが出来るようになりました。(訓練・仕事では失格にならないので笑)
…
ハードルのある道も、それはそれで、楽しいな
と思う今日この頃です。