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障がいが顔を覗かせる時

秋葉原事業所

2020.03.06

卒業

秋葉原事業所、訓練生のHです。私は事業所に通い始めて半年になります。訓練の一環としてこのブログを書いています。

現在はExcelを使ってアンケートの集計を行っているのですが、数字や表が苦手で作業がなかなか進みませんでした。

それを職員さんに相談したところ、自分なりのリフレッシュ方法をさがしましょうという提案をいただき、私の好きな「文章を書く」という訓練を行うことになりました。

 

現在は4カ月間の基礎コースを終えて、就職準備コースというステップに移りました。

そこで、実際のオフィスを想定して訓練を行っています。職員の方を上司として、訓練生は報連相を意識しながら業務の指示をもらいます。

 

ExcelやPowerPointなどのパソコンソフトを使う業務から、清掃、手作業など業務の種類は様々です。

その人の得意なことに取り組める時もあれば、苦手なことにチャレンジする時もあります。

 

私は「障がいがいつ顔を覗かせるのか」ということが、障がい者就労の強みでもありネックでもあると考えています。

ものすごい集中力で仕事ができるというのは長所かもしれませんが、その後一気に疲れてしまってお休みをもらうことになるというのでは、勤怠に問題が出てしまいます。

新しいことに慣れるのが苦手で音やにおいに敏感な人はそれを短所だと感じるかもしれませんが、細かなことに気づいて気配りができる人かもしれません。

 

強み・弱みというのは障がいの有無に関わらず、なかなか気づきにくいことだと思います。

また、気づくことができてもそれを自分から発信するのは難しいことです。
ですが、障がい者就労では、「配慮事項」として企業の方に自分の苦手なことや、どうしても取り組むのが困難なことを伝えるのは非常に重要です。

 

私は自分の強み・弱みをこのさら就労塾の訓練の中で見つけて、企業の方に伝えられるようになりたいと考えています。

時々顔を覗かせてくる障がいとうまく付き合いながら、就労、そして就労後も安定して働くことを目指して「ぽれぽれ」の精神で進んでいきたいです。