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第一回zoom読書会についてのまとめ(課題図書『羅生門』)

第一回zoom読書会についてのまとめ(課題図書『羅生門』)

みなさんこんにちは、秋葉原事業所のHです。
今回秋葉原事業所では「zoom読書会」という新たな試みを行いました。発端は、5月に行った「新しい在宅訓練についてのzoom発表」でした。
 
「在宅でありながら気分転換になり、コミュニケーションも学べるような訓練はないか」という部分に焦点を当て、「zoom読書会」を提案しました。
思った以上に反響が大きく、「参加したい」と声も多く聞かれたので、6月29日に実現に至りました。
 
zoom読書会の大きな目的は4つです。
1. 読書会で本の感想を言い合うことによって、自分の意見の整理をする機会とする。
2. 人と意見や感想が違っても、それをひとつの考え方として受け取り、否定しない姿勢を学ぶ。
3. 人とのコミュニケーションの楽しさの経験を積む機会とする。
4. 複数人でやりとりをすることに慣れる。
 
zoom読書会上でのルールも作られ、参加者はそれを念頭に発言することになりました。
課題図書は『羅生門』に決定しました。
 
当日はファシリテーターである職員さんと6名の訓練生が参加しました。
「まずは印象に残った場面を挙げて下さい」という質問をきっかけに、さまざまな感想や意見が飛び交いました。
「時代設定は平安なのに、横文字が出てくることが気になった。何か作者の意図があるのではないか」
「凄惨な場面が印象に残った。人間は追い込まれるとここまでやるのかと感じた」
「善悪は状況に応じていて、正解や間違いというのはないのかもしれない」
などなど…。
他にも、下人と老婆の身体性に注目した意見や、作中に何度か描かれるにきびについての意見も挙げられました。
実際に自分が下人だったらどうするだろうと、物語の中に入り込んで考えることもありました。
 
5分休憩を挟んで、全部で1時間ほどの読書会でしたが、活発な意見が交わされて沈黙の時間も全くありませんでした。
注目するポイントが違ったり、善悪に対しての考え方が様々であったり、他人の意見を聞く練習になったのではないかと思います。
 
読書会後の感想に「1時間が短く感じられた」、「また参加したいです」というものがあり、提案者としても非常に嬉しかったです。
また、皆さんがそれぞれの意見を持って読書会に臨み、他人の意見を尊重しつつも自分が感じたことを素直に発言している姿が印象的でした。
 
次回開催日時は未定ですが、非常に実りの多い訓練だったと手応えを感じています。
「読書会って難しそう」と思っている方にも参加していただけるよう、今後も課題図書やシステムを工夫したいです。
ゆくゆくは事業所の垣根をこえて、他事業所の方と読書会をするという試みも面白そうだと感じました。
ウイルスによって行動が制限される昨今ですが、だからこそzoomというツールが広がり、そこから新たに生まれる試みもたくさんあります。
今後も様々な訓練にチャレンジし、就労の際もその経験を活かしていきたいです。

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