「やればなんとかなる」

皆様こんにちは。さら就労塾 秋葉原事業所の訓練生T・Kと申します。
この度、企業から内定を頂き、今秋に卒業をさせていただくことになりました。アクセルを全力に踏み込んだのが半月前。そのまま全速力で駆け抜けていたら、手元には内定通知書が――あまりの急展開に私自身が一番驚いています。えっ、マジで？……あっ、マジだ。

さて、卒業をするにあたりブログの記事を作成することになりまして。「（いったい何を書こうかしら）」と思いながら、Wordの画面と睨み合いをしています。気分的には明治・大正時代の文豪になったような気分。……いや、もしくは〆切前に鬼気迫る表情を浮かべる作家かもしれない。とまあ色々と考えていたのですが、私からは皆様へのアドバイスを残していけたらなと思います。私から皆様へのアドバイスは――
　
やればなんとかなる！！！！です。
　
　先日結婚発表された某芸人さんの「やればできる！」をもじり、「やればなんとかなる！」という言葉を残していきたいなと思います。「は？」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、でもこれあながち間違いじゃないんですよ！
さらぽれには様々な困りごとを抱えた方がたくさんいらっしゃると思います。その程度も人それぞれでしょう。初めて通所を始めた方にとっては、毎日が変化・変化・変化の日々だと思います。通所するだけでも「辛～～！！」となっている方もいるかもしれません。かく言う私もそのタイプの人間でした。「通所して、訓練する時間いる」ことすら大変な人もいるかもしれません。私も初めはそれが「無理～～！！」というタイプの人間でした。それでも職員の方のご支援のもと、【ちょっとずつ】を積み重ねて、10：00～15：00の週５フル通所できたのは１年が経ってからでした。訓練中もストレスマッハになると、トイレの個室に引き篭もって子どもみたいにわんわん泣いていました。それでも、さらぽれでの訓練を通して、ストレスマッハになる前の対処法を見つけることができました。それを見つけたのは１年半くらい経ってからでした。あわや「受給者証の期間内に間に合わないんじゃないか……？」と思い、その後の進路も職員の方と相談しては頭を抱えて、心の中で小さな私が暴れまわっていました。そんな奴でも、無事に就職することはできるんです。
……ほんの少しだけ厳しいことを言ってしまいますが……何かをやらないと、何もおこりません。これを聞いて「ワ…！」となる方もいるかもしれません。きっと私もこの言葉を見たら「ワ…！」となります。それでも、あえて皆様にこの言葉を残していきたいと思います。大きなことではなくて、ほんのちょっとずつでもいいんです。童謡『うさぎとかめ』のカメがびっくりするスロースタートでも、ナマケモノのようにゆったりとしたスピードでも良いんです。そうして、実際に訓練をやっていても、なかなか結果はすぐに出てこないかもしれません。これはちょっぴり残念ことなのですが、すぐに実感することは難しいかもしれません。訓練をやっていくなかで結果が出ずに焦ることもあるでしょう。「これでいいのか？」「本当にいいのか？」と思うかもしれませんし、実際に私も思っていました。
　
でも、やればなんとかなったんです。
経験者は語ります。やればなんとかなりました。
　
　でも、無理をしてはダメですよ。無理をして体を壊してしまうのは、とても悲しいことですからね。この文章を読んで、ほんの少しだけ元気があるのならば……ちょっと私の言葉に騙されたと思って、まずはやってみることから始めてみてはいかがでしょうか。