さらぽれ通所による人生転換の一歩
こんにちは。秋葉原事業所 訓練生のMです。
この度、就職が決まりましたのでさら就労塾を卒業します。
通所を開始して、7ヵ月という短期間で就職という一つのゴールに辿り着きましたが、さらぽれ通所期間を振り返って以下ブログを書かせて戴きます。
① さらぽれとの出会い
私は前職、IT企業に勤めており、SEとして3年間、人事総務として10ヵ月間、勤務しておりました。始めの3年間は一般雇用として働いていましたが、その後障がい者枠に切り替えての勤務でした。障がい者雇用を実施した事がない会社というのもあったので、定着支援も断られた上に、障がい理解・配慮も無く、毎日がしんどい日々でした。。。。
そんな中、小さな頃から私の事を診てくださった主治医の先生からの勧めを受け、さらぽれに通所する事となりました。
・障がい者雇用の実績があるホワイト企業に転職して、安心して長く働ける環境で過ごしたい!
・仕事も安定して、かつプライベートも引き続き満喫する人生を大事にしたい!
これらの願いを叶えたいと思い、就労移行支援を利用した転職を決意しました。
② 訓練の状況
通所を開始して1ヵ月目は職員の方からの個別課題をこなす日々でした。4年近く勤めていたのも有ったので、Word、Excel等の基礎スキル、ショートカットキーを駆使した作業効率化等のスキルは吸収されている状態でしたので、淡々とこなしておりました。
仕事の基礎スキルは備わっている状態というのも有り、2ヵ月目からは定常業務を複数掛け持った激務のシチュエーションでの訓練下の日々を過ごすこととなりました。その中で、1ヵ月目では何一つ発生しなかった自分の課題点(短時間内での多数業務を抱えた時のリスケタイミング、他の訓練生や職員の方へのヘルプの出し方、報連相の質等)を見つけることが出来ました。
また、午前プログラム(プロジェクト活動、ビジネス基礎研修のグループワーク)や定常業務(環境整備、出席率算出)の司会進行や取りまとめも務めることが出来、リーダー業務も向いてないとは限らないことも発見出来ました。
職員の方からの改善点に対する的確なアドバイスや良かった点を戴き、自分では気付かなかった強みの発見や課題点の明確化が出来て、とても良い収穫となる環境でした。
③ 就職に向けて
実際に就職準備が始まったのは、通所3ヵ月目からでした。訓練は淡々とこなせても自分の障がい特性を企業に伝えられなければ面接を通過することが出来ません。自分の障がい特性についての言語化を意識しながら、さらぽれ内での訓練、企業実習を遂行するように心掛けました。その中でのフィードバックも素直に受け止めて、改善できる部分は反映させることに力を注ぎました。
④ 内定、そして就職へ
実習、面接を経て、今月のお盆休み直前に内定を戴くことが出来ました。
障がい者雇用での就職活動は初めてというのも有り、大学4年次の就活で全く上手くいかなかった私は、正直成功する自信は有りませんでした。面接の質問は全て回答できるとはいえ、想定外の質問に対する回答内容は冗長な割に中身がなっていない質の悪い回答となってしまうため、正直合格は難しいだろうと自分で勝手に思い込んでしまいました。しかし、内定が取れたという知らせを受けた時は、相当嬉しかったです。今回採用された企業は第一志望であったので、自力で内定に辿り着いけたことは非常に大きかったな、と感じました。職場実習の過程での評価がプラスで有ったので、面接で回答の質が多少悪くても、マイナスでは無かったのだろう、と今では思います。
⑤ 最後に
9月から久々に社会復帰を致しますが、前職の頃とは違い、自分一人だけで戦う必要は無く、悩んだら適宜ヘルプが出すことが出来る気がします。今でも報連相が冗長だったり、自分の認識や状況を上手に説明するのは苦手な面が有りますが、気持ちの面でもマイナスな状況になったりした際は、社内で相談できる方がいたり、定着支援の時も相談が可能であるなど、サポート体制が充実しているので、有効活用できるように1歩1歩進めたらなと思います。
前職やさらぽれでの訓練で培ったスキルも活かして仕事の向上、プライベートの満喫の継続、その両方を叶えていける日々を過ごして、充実した人生を送っていこうと思います。