8ヶ月間の歩みを振り返って
こんにちは。
この度、就職先が決定しさらぽれを卒業することになりました、秋葉原事業所 訓練生のKです。
卒業にあたり、私がさらぽれでの日々を通じて得たことや伝えたいことについて書かせていただきます。
①通所するきっかけ
通所前、私は大学生でした。
在学中は人間関係や学業関係で大いに悩み、なかなか就職活動に踏み切ることができませんでした。
そうこうしているうちに、今後の進路が見えないまま卒業を迎えることになってしまいました…
こうした中で主治医の勧めもあり、4月からさらぽれに通所することを決めました。
②通所してからの変化
〈規則正しい生活リズムが作れた!〉
学生時代の私は自堕落な生活を送っていました。オールして昼夜逆転したり、面倒くさがって授業やバイトをサボったり…
まずはその乱れた生活リズムを改善することを強く意識しました。
週5日、決まった時間に決まった場所に行くという習慣が定着していったことで、自然と規則正しい生活リズムも形成されていきました。
〈自分に対する自信がついた!〉
さらぽれの訓練は実務を想定しており、職員の方や事業所のためにもなるものばかりです。
「Kさんのおかげで助かりました!」といった声を頂けることも多く、それまでだらし無さから叱責されて気落ちすることの多かった私にとっては「こんな自分でも人の役に立てるんだ!」と自信を持てるようになりました。
〈働くことへの視野を広げられた!〉
学生時代は「サークルでバンドをやってるから、音楽業界に入りたいなぁ…」くらいしか考えられなかった私ですが、訓練の中で働き方に対する視野や選択肢を広げることができました。
中でもプロジェクト活動や環境整備のリーダー業務、電話当番などを通じて、「一人で黙々と作業するよりも、人と関わりながら成果を上げる仕事をしたい!」と考えるようになったことが大きな転換点になりました。
これらの取り組みでの成功体験を面接でアピールできたことが、人と関わる機会の多い総務職での内定に繋がったのだと思います。
また、内定後も職員の方が個別で課題を用意して下さり、業務内容への理解を深められたこともありがたかったです。
③訓練生の皆さんへ
さらぽれでの日々を振り返って、訓練生の皆さんにお伝えしたいのは「力み過ぎない」ということです。
(突然ですが)野球のピッチングでは、全身を力ませて思いっきり投げたときと、身体の軸を意識して力を抜く部分をつけて投げたときでは、後者の方がバッターから打たれにくいそうです。
これは私が野球をやっている友人から聞いた話ですが、状況は違えどさらぽれでの訓練や就活でも似たようなことが言えるのではないかと気付きました。
例えば、与えられた業務に対して「きっちりこなさねば!」とやる気になっているとき。
全力で業務に励むこと自体は悪くないと思いますが、その力の入れ方が過剰だと、あとで疲れ過ぎて体調を崩してしまったり、他の業務に意識があまり向かなくなってしまうリスクも考えられます。
また、これは私の経験談ですが、面接練習で「自分の長所をアピールする」ことに注力し過ぎて、結果として冗長でまとまりのない内容になってしまうことがありました。
この2つの例でもそうですし、さらぽれ内に限らず実際の就労においても、「(必要な部分に力は入れても)力み過ぎない」ようにコントロールすることはとても大切なのではないかと思っています。
もちろん、人それぞれ力を入れる部分やタイミングは違ってくるでしょう。時には職員の方や信頼できる方の支えも借りながら、ぜひ自分にとって丁度いい「力のコントロールの仕方」を見つけて、成功や自信に繋げてください。
④最後に
今、約8ヶ月ほぼ毎日のように通っていたさらぽれを巣立っていくことに少し寂しい気持ちを抱いています。
それは、自分にとってさらぽれでの日々がそれだけ充実したものであった証なのだと思っています。
改めて、職員の皆さん・訓練生の皆さんには様々な面で大変お世話になりました。
さらぽれで得た自信を胸に刻みながら、新天地でも頑張っていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。