一皮むけた自分
この度、就職が決まり、卒業することとなりました。
訓練生のTです。
今までを振り返ってみると、二点大きく成長できた点があると思います。
まず一点目は、不明点について訊くことができるようになった点です。通所開始当初は自分で何かを発信することが苦手でした。
特に、分からないことを何度も訊くことに大きな苦手意識を持っていました。それは、相手に複数回訊くことで迷惑になるのではないか、分からないことは悪いことではないかという思いを強く持っていたからです。
その思い込みで作業を進めていったため、課題でも不明点について聞くことができませんでした。しかし、その考えが原因で、あいまいな部分を自分の勝手な解釈で作業を進めていった結果、本来求められているものと異なったことを行った経験があります。その失敗から、訊くことを後回しにしていくことで、より問題が大きくなっていくと身をもって体験しました。
また、「自分でメモ取りし、確認したうえで分からないところを都度訊くことは悪いことではないよ。分からないところをそのままにしておいたら、問題が大きくなってしまうよ。」という言葉を職員の方から頂きました。
それ以降、少しずつではありますが、分からないところを分からないと素直に訊けるようになり、イレギュラーなことや努力したうえで分からないことはそのままにしておくことがなくなりました。その結果、実習の際にも評価いただけるようになりました。それが自信になり分からないことはすぐに訊けるようになり理解度が上がっていきました。
二点目は、自己理解が進んできたことです。さらぽれに通所する前は、アルバイトを転々とし、平均で一カ月程度しか続きませんでした。当時は、なぜそのようになっているのかを理解することができませんでした。しかし、面談を通じ、自分の苦手な点を明確にしていくうちに、何が原因で今まで苦労してきたのかを理解することができるようになりました。また、 解決策についても導き出せるようになり、働くにあたってどう準備をしたらよいのかを理解できました。
このような成果が得られたのは、職員の方の力があったからだと思っています。ありがとうございました。これから自分にとって新たなステージに立つということに不安はありますが、今までさらぽれで培ってきたことを大切にし仕事に活かしていきたいです。