【Necco×さらぽれ共催企画】「発達障がいの人が、仕事で困らないためのトーク&座談会」を開催しました。
1月30日(水)に、Neccoとさらぽれ共催の「ちょっとしたことでうまくいく発達障がいの人が、仕事で困らないための トーク&座談会」というイベントを開催いたしました。
東京の高田馬場にある「Necco(ネッコ)」は、大人の発達障がい当事者による、大人の発達障がい当事者のための居場所です。
18時までは一般のカフェとして発達障がい当事者によって営業され、18時以降はフリースペースとして発達障がい当事者のために場が解放されます。
Neccoは自由に集まれる居場所としては2010年、カフェとしては2011年に活動をスタートしており、大人の発達障がい当事者のための常設の居場所としては、日本で最初に出来た場です。
このNeccoを立ち上げた方に、活動を始めたきっかけや、そこへ集う人達の思い、発達障がい当事者のための就労支援に求めるものについてお話を伺ったことをきっかけに、さらぽれのこれまでの積み重ねが少しでもお役に立てればと思い今回のイベントが実現しました。
※イベント概要ページはこちら
当日は、平日の夜遅い時間にも関わらず、20名近くの当事者の方に足を運んでいただき、トークセッション、座談会、プレゼント抽選会という3つのプログラムに最後までお付き合いいただきました。
それでは、当日の様子を詳しくご紹介していきます!
1.トークセッションの様子
冒頭の對馬講師によるトークセッションでは著書である「ちょっとしたことでうまくいく」シリーズ執筆の背景をお伝えしました。執筆にあたり、担当編集者さんから「とにかく具体的に」、「考え方とかいらない」、「事例→そうなってしまう理由→やり方の流れ」でまとめてほしいというオーダーがあったというお話をしたところ、当事者からするととても的確な指摘だというコメントが印象的でした。
講師:對馬陽一郎
2.座談会の様子
座談会は2部構成で、前半は参加者の仕事での困りごとについて、後半はさらぽれの支援の現場での事例についてディスカッションを行いました。皆様ノリが良く、非常に示唆に富む様々な意見が自由闊達に交わされました。全ての意見を紹介しきれず一例となってしまい残念ですが、職場で自分の出来ること・出来ないことを上手く伝えるために「前向き」・「肯定的」・「具体的」であることを心がけているといった意見は多くの参加者の参考になったようです。
3.抽選会の様子
イベントの最後に書籍抽選会を行いました。3名様に「ちょっとしたことでうまくいく」シリーズのお好きな本を1冊プレゼントさせていただき、希望者には對馬講師のサインを入れさせていただきました!
對馬講師「ブック◯フで売れなくなっちゃいますよ、、、(^.^;」
当選者の方「売らないので大丈夫です、、、(^_^)/」
照れながらサインをする對馬講師
最後に
会場をお貸しいただいたNeccoカフェ様、そして参加者の皆様のお力添えで、無事にイベントを開催することができました。
このイベントで話を聞いてみたら、多くの役立つ意見を吸収できた、勇気づけられた、肯定的で優しさのあるトークだったというありがたい感想を多くいただきました。心より感謝申し上げます。
障がいのある方が働きやすい・生きやすい社会は、誰もが働きやすい・生きやすい社会だと思います。
私共としてはこうした社会の実現に向けて今後とも尽力して行く所存です。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
(執筆担当:池袋事業所 KM)