『WEB座談会 第2回:自分のやる気を引き出す』後編
第2回Web座談会 後編
5/26(火)14:30~15:45
MicrosoftTeamsのビデオ会議機能を使用
参加者:利用者:4名(A~Dさん)、職員2名(ファシリテーター兼職2、職1)
中編からの続き
ファシリテーター:では、今よりももっと前向きになるために出来ることはなんですか?
Bさん:
こないだブログにも書いたことではあるんですけど、前向きになるためには、難しいかもしれないんですが、ある程度のことでもポジティブに捉えることなのかな、というのが自分の中であります。昨日緊急事態宣言解除されましたが、まだ外出などむずかしい状態ではあるんですけど、いつかは前みたいに出かけられる日が来るでしょ、と考えるようにしてるので。今辛いという状況であっても、とりあえず前向きに捉える。これだけでも自分の中では乗り越えられる、効果があるというのは感じています。
Dさん:
自分の中でひとつ目標を考えながら行動することですね。ただやってるだけじゃなくて、何か一つ考えながら進めていくという感じですね。大学生の頃のアルバイトの話ですが、初めただ言われたことをこなしている時はやる気も起きなかったし、抜けもあったのですが、何か一つでも目標を作ってみたら?と言われ、自分の中で「今日はこれを意識してこれをやってみよう」とやってみたら、すごく楽しく進められて。目標を達成したら貢献も出来るし、という体験をしたので。やはり目標を一つ持ちながら進めていくことが、前向きに出来ることではないかと思いました。
Cさん:
別の視点からになりますが、たとえば普段運動しない人なら、ちょっと運動してみる。少しでも良いので毎日10分でも20分でも運動すると前向きになる一つのきっかけになるかなと感じました。メンタル面でも結構良い効果があるので、運動不足の人はそういうのを取り入れると前向きになれるのではと思います。
Aさん:
後ろ向きに考えてしまったりするとむずかしかったのですが、一つ思ったのは、出来ることが増えると前向きになれるのかな、と思いました。目標を立ててそれを達成して行くことで段々前向きになっていくのかなと思いました。
ファシリテーター:ではみなさんのやる気スイッチはどこですか?
Bさん:
頭と心の2カ所あると思います。頭に関しては自分の知識を活用するために入れるスイッチと、あと心が前向きになれるような状態にするスイッチ。理想としては、この2つのスイッチが同時にオンになれば最大限力を発揮できるのかな、良いパフォーマンスを行えるのかなと思いました。
ファシリテーター:何が加わるとスイッチが入ることに繋がりますか?
Bさん:
褒められることとかでチャージされて、オンにできる状態になるのかな?と思います。
Cさん:
一番最初の質問の回答とも被るんですが、やっぱり他の人に褒められたり、必要とされている時、また、ある目標を立ててそれを達成することで自分が成長出来たり、すごいメリットがある時はやる気になるかなと思います。そういう部分がスイッチなのかな、と考えています。
Dさん:
何かを始めることですね。今までやろうとは思っているんだけども始めていない、ということが結構積み重なってやらない、ということが増えてしまっているので。とりあえずすぐに始める、というのが自分のやる気スイッチですね。
Aさん:
序盤の方の話に出たことですが、目的とそれを達成するための手段がはっきりしているかどうかが一つ基準になるかなと思いました。それがやる気スイッチになるのかと思います。
(スライド)
ファシリテーター:
今日は自分のモチベーション、やる気を引き出すというテーマで話してきましたが、いろんな意見がありました。ここで私の方も『目標』ということをみなさんと共有したいと思います。みなさん今日個別支援計画で目標を立てたと思いますが、結果の目標を立てただけだと具体的に何をしなければいけないか、というのがあまり明確にならないと思います。結果を生むには結果を出せる状態になっていないといけないと思います。例えば内定をもらうには、内定を勝ち取る状態になっていなければいけない。要は、結果を出せる状態になるには、必ず成長していかないといけない、ということですね。この成長をすることで結果を得る、ということです。夢が叶ったらどんな良いことがありますか?という問いで考えた達成感とか充実感とかを得るために。結果を出している時は必ずみなさん成長していると思いますが、その結果を出す状態になるために、訓練や面接練習に集中することが必要となります。
ファシリテーター:今日の座談会を通して、気づいたこと、学んだことは何ですか?
Cさん:
今日学んだこととして、やる気に関して皆さんの意見を伺って、特に自分の中で学びというか共感したことがあります。それはDさんが言われていた「とにかく始めること。」というのが自分も何かしようと思っても腰が重くて、結局そのままやらずじまいということが何回もあったので、とにかく始めるというのは確かにすごい重要だなと。いったん始めると意外と出来たりするので。今後訓練や就活の上で、とにかく始めることを意識しようかなというのが学びとしてありました。
Dさん:
先ほどCさんが言われたように、「やる」と決めたらそれはもう始めなければいけないんだなと。今まで在宅の訓練で就活の書類を作成する、と言いつつもやってなかったというのが何回かあったので。これを機に宣言したことについては必ずやる、と決めたいと思います。自分に言い聞かせて、やる、という感じですね。
Bさん:
自分の気づきとしては、CさんDさんと同じになりますが、やっぱり「始める」ということが一番重要だなと思いました。自分も就活を始めるとは言っているんですけど、なかなか取り掛かれていない状態ですので、Cさんが言ってましたが、とにかく始めることで、始めちゃったらそのまま突っ走っていくことができるかなとおっしゃってたので、何事も始めてみる、というのが大切だなと改めて気づきました。
Aさん:
みなさんのお話に共感できるものがありまして、けっこう後回しにしてたことがやると意外とあっさりおわってしまうという経験があったので、ひとまずやってみる、というのはやはり必要なことかなと思いました。前回の座談会でも触れたかもしれないんですけど、私はそういう所はけっこう考えてしまってできてないところがあるので、そこは意識して行こうと思いました。
ファシリテーター:Bさんは初めて参加されてどうでしたか?
Bさん:
いろんな方の考え方をすごく知れて、こういう考え方もあるんだ、と知れたので、すごくためになる座談会だったかなと思いました。
ファシリテーター:Bさんの意見から他の方も刺激を受けたことがあったと思うので、伝え合うというのはとっても大事な機会かなと思います。
以上