サービス

SERVICE

就労移行支援

特徴

それぞれのペースやご希望を大切に
しながら納得できる就労に向けて
一緒にじっくり取り組みます。

特徴01

ポリシー

就労はゴールではない。
大事なのは安定して働く力を身に付けること。

さらぽれでは、就労をゴールとせず、安定して働く力を身に付けることを目標としています。
結果として、就労移行支援サービスの品質の高さの指標となる「就職率」や「就労継続率」は、平均より高い水準を毎年維持しています。

一般就労移行率

83.6%

都内平均 : 48.3%

※2022年度実績

※都内平均は厚生労働省「令和4年度就労移行支援等実態調査」2021年度実績より

就労継続率

97.8%

全国平均 : 61.5%

※2022年度実績

※全国平均は障害者職業総合センター(2017)より

就労先企業など、その他の実績はこちら

就労実績
特徴02

スタンス

「ゆっくり焦らず」
しっかりと準備を整えること。

さらぽれの利用者の多くは、平均よりも長い訓練期間を経て就労しています。
訓練期間中に、職員と一緒に自己理解や業務能力の向上に励み、安定して働くためのスキルを着実に身に付けます。

就労までの期間

特徴03

体制

利用者さんを職員全員でご支援

さらぽれでは支援のモットーを「一人で抱え込まず、多くの意見を取り入れること」としています。

毎日の朝礼や終礼等で利用者さんの状況の共有や支援内容の相談を職員間でしっかり行うなど、一人ひとりに向き合い、じっくり時間をかけてサポートしています。

また、職員間はもちろん、主治医や地域の保健師、ハローワークの担当者など、利用者さんを取り巻く様々な方達とこまめに情報連携を行い、多様な視点からのアドバイスを日々の支援に取り入れています。

プランとカリキュラム

プランやカリキュラムは
一人ひとりオーダーメイドで作成します。

さらぽれでは、プランやカリキュラムをサービス管理者が単独で作成するのではなく、事業所の職員全員で検討。
利用者さんそれぞれの希望やニーズに合わせた支援を提供しています。

3ヶ月に1度のカンファレンスで、
今後のプランを職員全員で検討します。

さらぽれのカンファレンスでは、事業所の職員全員参加のもと、それまでの訓練を振り返り、今後就職に向けた訓練をどのように進めていくかを検討し、個別支援計画案を作成します。
その後、カンファレンスで作成した案に基づいて、個別支援計画を利用者さんと合意。
安定就労に向けた大切な計画だからこそ、一つ一つのプロセスを丁寧に進めています。

【関連コラム】さらぽれのカンファレンスは真剣勝負!

カリキュラム

事例

大手企業を中心に
550名以上の方の就労を支援してきました。

Aさん(仮名)

26歳 女性

訓練で才能を開花させたAさんの場合

発達障害、気分循環性障害/大卒/職歴あり

  • 大手情報通信系企業に就職(障害者雇用枠、フルタイム、月給18万円)
  • 入社2年目で正社員登用
  • 改善志向、合理的思考という強みを伸ばす訓練と就職活動に取り組む

新卒で事務職として入社した会社を短期間で退職したAさん。
主治医の勧めで入所されたばかりの頃は「どうせ人と上手くやっていけるわけがない」とお話しされていましたが、グループワークなどの訓練を通じて、人(と一緒に何かをすること)がとても好き、という本来の自分を再発見されていきました。
PC訓練ではExcelの初歩からスタートし独学でVBA、マクロまで習得を進め、就職活動でもご自身のプログラミング志向を活かせる企業を中心に応募。エンジニア未経験ながら2社の内定を獲得。
業務改善を担う社内エンジニアとして現在も活躍されています。

Bさん(仮名)

52歳 男性

自己理解が長期就労につながったBさんの場合

発達障害/専門学校卒/短期アルバイトを中心に転々

  • 大手衛生管理会社に就職(障害者雇用枠、時短勤務、月給15万円)
  • 得意・不得意を見極めること、自己理解を深めることを主眼に訓練を実施
  • 定着支援のほか訪問型ジョブコーチの支援を受け、早期退職を予防

「今度こそ長く働きたい」と切実な想いを持って、ハローワークの紹介で入所されたBさん。
短期の派遣アルバイトを中心に過去50社以上を経験されたと言います。
差し込み業務や自己判断を積み重ねるタイプの業務など臨機応変な対応が苦手なことに加え、感情のコントロールにも失敗しがちで数時間で辞めてしまうこともあったとのこと。
訓練では、ご自身の障害特性の洗い出しと必要な合理的配慮の整理を中心に行った結果、「ご自身の障害をしっかり理解されている」と評価を受け現在お勤めの企業に内定をいただきました。
「なくてはならない存在」と職場評価を受けながら、現在も日々就労最長記録を塗り替えています。

Cさん(仮名)

27歳 女性

週3日から開始してリズムを整えたCさんの場合

うつ病/短大卒/職歴あり

  • 大手商社に就職(障害者雇用枠、月給15万円)
  • まずは生活リズムの安定を目標に週3日から通所開始
  • 前職での課題だった報連相を中心に訓練

専門職として入社した会社でうつ病を発症し、1年半で退職したCさん。
多忙な上司に遠慮をして質問や報告ができず、上司の意図とは異なる成果物を作成したり、締切に遅れたり…と怒られてばかりでした。
退職後は、1日のほとんどをベッドで過ごす生活でしたが、クリニックのカウンセラーの強い勧めでさらぽれに入所。
まずは生活リズムを整えることを目標として週3日の通所から開始。紆余曲折ありながらも徐々に訓練日数を増やし、苦手な報連相にも前向きに取り組みました。
実習先の企業では、確認をしっかりしながら業務を進められる点を評価され内定を獲得。
希望していた在宅勤務も取り入れながら、勤務を続けています。

Dさん(仮名)

40代 男性

重度障害のハードルを乗り越えたDさんの場合

高次脳機能障害/大卒/職歴あり

  • 大手食品メーカーに就職(障害者雇用枠、月給15万円)
  • 記憶障害への対処、生活習慣の改善を中心に訓練
  • 地域の高次脳専門支援機関と連携

Dさんは、持ち前の明るく前向きなキャラクターを活かして営業職として順調にキャリアを積まれていましたが、ある日、くも膜下出血を発症し高次脳機能障害を受傷されます。
重度の中途障害者を専門とする自立訓練支援機関の紹介でさら就労塾に入所された当初は、記憶障害によってマルチタスクはもとよりシングルタスクの指示内容も数十秒で忘れてしまうほか、過食や飲酒などの生活課題もお持ちで、主治医も一般就労には懐疑的な状態でした。
訓練では障害理解と対処法の確立、生活習慣改善を中心課題として、紹介元支援機関と継続的に連携しながら訓練を提供。
高次脳機能障害に知見があり、またDさんの社交性と伸びしろを見込んでいただける企業に出会うことができ、最終的に内定を獲得することができました。

ご利用までの流れ

  1. 01見学予約
  2. 02体験
  3. 03受給者証申請
  4. 04利用契約
  5. 05利用開始

01見学予約

見学は基本的には平日10:00〜15:00で承っておりますが、それ以外をご希望の場合も対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

見学のお申し込みはこちら

02体験

3〜5日程度、訓練を体験いただきます。
この期間に訓練内容や事業所の雰囲気などを確認し、実際に利用するかどうかを検討いただければと思います。
体験の日数や時間はご状況に応じて対応いたします。

03受給者証申請

利用をご希望の場合は、お住まいの市区町村の窓口で「障害福祉サービス受給者証」の発行申請をお願いします。

04利用契約

ご利用の事業所と契約書を取り交わし、利用契約を結びます。

05利用開始

よくあるご質問

まずはお近くの事業所に見学にお越しください。(お申込みはこちら
事業所の雰囲気や訓練の様子を見学いただいた上で、利用を検討いただければと思います。
また、ご利用いただく場合にはお住まいの自治体の窓口に障害福祉サービス利用の申請が必要となります。

さらぽれについて説明をさせて頂いたり、実際の訓練の様子を見学頂きます。
また、現在のご状況や就労希望時期、訓練したいことなどのご希望やお困りごとについても差し支えない範囲でお聞かせ頂けると、さらぽれがお手伝いできることを具体的にお話しできるかと思います。
見学にかかる時間は、およそ1時間~1時間半程度です。

自治体の判断によりご利用可能な場合があります。まずは一度ご相談ください。

身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病の18~65歳未満の方がご利用可能です。
さらぽれのご利用者のうち、8割が精神障害の方で、そのうち約50%が発達障害の方です。特に発達障害の方の就労支援では豊富な経験と実績を持ち、支援機関の方からも信頼をいただいています。
年代は20代の方が約半分となっています。

利用期間は原則2年間です。

下記グラフのように1年~1年半利用して就労される方が最も多くなっていますが、早い方では半年、ゆっくりペースの方では2年利用されて就労しています。
さらぽれが就労支援で最も大切にしているのは、ご本人の就労希望時期を叶えることと長く安定して働く力を身に付けること。安定して就労するためにはある程度の訓練期間が必要な場合はありますが、希望の時期に就労開始できるよう、支援しています。