「就労移行支援」という存在を知ったのは、体調を崩して寝込んでいた9月のことです。
疲れに弱く、体調を崩して欠勤することが多かった私は、初めて「精神障害者」という肩書を得ました。
以降「こんな自分を雇ってくれるところなんてあるのだろうか?」「でも働かなければ生活していけない」と焦りや不安、恐れや面倒臭さなど様々な気持ちが渦巻きながら、布団に包まる日々を過ごしていました。
そんな中、存在を知ったのがさらぽれです。
正直言うと、就労移行支援に通っていることで、「すぐ就活しなくて済む」と逃げるような気持ちがあったのも事実で、通所することで就労に前向きな姿勢を親や自分に示せると思っていました。
ですが、さらぽれは他の就労移行支援事業所と異なり、体験時から多角的にフィードバックをくださったのが印象的で、体験中に付けた記録をよく見て、自己申告した点と実際の体験内容を比較してコメントをくれました。
「ブランクがあるという割にこの作業はよくできている」「この作業はやっていて苦手でしたか?得意でしたか?」といった調子で、よくこちらのことを見てくれます。
(これは入所した後も変わらず、手持ち無沙汰になって相談すると、自分の得意・不得意に応じて、必要な課題や取り組むことを検討してくれるのがさらぽれの手厚いポイントだと思います)
そんな様子を見て、「ここならば私が就活をしたり再就職する上で、何が恐くて、何が億劫で、何が不安なのかを整頓することができるんじゃなかろうか」と思うようになりました。
逃げ場所としてではなく、自分の特性を見つめなおす一つの居場所として認知できるようになったのです。
またパソコンのWord、Excel、PowerPointの復習やteamsでのコミュニケーションなどについて半年ほどかけて学ぶことができるのも安心材料でしたが、自分の生活リズムやスキルの状況、「自分はどんな特性を持ち、どんな配慮があればこんな条件で働くことができる」を自分の中で得られたのはとても大きかったと思います。
無職かつ「いずれ就職活動をしなければならない」という状況の中では心細さや不安がのしかかってくるものですが、意思を発信すればこちらのことを考えて相談に乗ってくれるスタッフの方々の存在はとても支えになりました。
私の場合は不安が膨らみやすい点や安定した勤怠(通所率)について課題になりがちだったのですが、「気の持ちよう」「やる気の問題」で片付けることなく原因を分解して考えてくれたり、今の不安を整頓し相談出来たりする環境はとてもありがたかったです。
布団に包まっていた日々から約1年。自分の特性や条件を見つめながら、おかげさまで新しい就職先も見つかり卒業する運びとなりました。
焦りや恐れでやみくもに就職活動をするよりも、就労移行支援事業所・ひいてはさらぽれの支援を受けて就職できた方が良い結果を引き寄せられたと思います。就職後も定着支援があるため、ちゃんと今の職場に通い続けられるかどうかをサポートしてくれるのも大きな安心につながっています。
大変お世話になりました。未来はいつも不安でいっぱいですが、不安を小脇に抱えながら、ぼちぼちやっていければと思っています。