お困りごと
「この仕事をお願いできる?」そう聞かれると、「はい、やります!」と引き受けるのですが、ついつい先送り。気が付くと締め切りが迫っていたり、場合によっては過ぎてしまったりして、「あの仕事どうなった?」と聞かれて初めて思い出すこともあります。
このままでは周りからの信頼を失ってしまうのではないかと心配で、何とか改善したいと思うのですが、いざやろうとしても思うように行動できません。
どうしたら締め切りを守れるようになるのでしょうか。

教えて!對馬さん
「この仕事をお願いできる?」そう聞かれると、「はい、やります!」と引き受けるのですが、ついつい先送り。気が付くと締め切りが迫っていたり、場合によっては過ぎてしまったりして、「あの仕事どうなった?」と聞かれて初めて思い出すこともあります。
このままでは周りからの信頼を失ってしまうのではないかと心配で、何とか改善したいと思うのですが、いざやろうとしても思うように行動できません。
どうしたら締め切りを守れるようになるのでしょうか。


先延ばし傾向は、ADHDに現れやすい特徴の1つです。
ADHDの人は、興味のあることや目の前の刺激的なことを優先しやすく、理性では
「大事な仕事だ」と分かっていても、なかなか取りかかれないことがあります。
また、先の見通しを立てることが苦手なため、締め切り日を知っていても
「まだ大丈夫」と感じてしまい、本当に追い込まれるまで行動できないことがあります。
中には、締め切り直前になると急に能力を発揮して、一気に終わらせられる人もいます。
しかし、これによって「追い込まれればできる」という誤った成功体験が根づき、
ますます先延ばしの習慣が強くなってしまうこともあります。
そこで大切なのが、「締め切り日」ではなく「残り時間」を意識できるようにすることです。
「締め切り日自体は認識しているのに、どうもギリギリまで動けない」
その原因の1つに、ADHDの時間感覚の弱さがあると考えられます。
自分ではあと何日、あと何時間という感覚を持ちにくいのです。
しかし、たとえば「締め切りは16日15時です」よりも、「締め切りまであと3日です」
「締め切りまであと1時間です」と言われると、残された時間を実感しやすくなります。
追い詰められるとやる気が出てくるのは、「3日」や「1時間」がADHDの人にとって
実感しやすい時間だからです。
【「あと〇日」で解決!カウントダウン式タスク管理】
そこでおすすめしたいのが、カウントダウン方式のタスク管理です。スケジュール帳やアプリを活用し、
「あと○日」と見える化することで、仕事の優先順位をつけやすくなります。
また、大きな仕事は「下書き」「確認」「提出」といった小さな締め切りに分けて
管理するのも効果的です。
さらに、仕事だけでなく、通院や支払い、プライベートの予定も含めて一元管理すると、
予定の重複やうっかり忘れを防ぎやすくなります。
締め切りは、気合いで守るものではなく、仕組みで守るものです。
まずは「見れば分かる」環境を一つ整えることから、始めてみましょう。
「教えて!對馬さん」コーナーでは、みなさんの職場でのお困りごとを募集しています。
支援機関や企業のみなさんからのご質問も大歓迎です。
kouhou@sarapore.jpまで、どうぞお気軽にお寄せください!