さらぽれ就活塾
さらプロジェクトは就労移行支援事業所さら就労塾を通じて、多くの発達障害の方々の支援を行ってきました。
そのため、発達障害(疑い含め)のある学生・大学院生の方や保護者の方、また支援をされている学生相談室・キャリアセンターの方々からのご相談もよくいただきます。
例えば、学生の方からは将来働くことを見据えた上で、以下のようなお声を聞きます。
- 普通に話しているつもりなのに、なぜか相手が気分を害していることがある
- 人と一緒に何かをやることが苦手
- 1対1だと大丈夫だけれども大勢で話されると何を言っているのかわからなくなる
- 言われたとおりにやったつもりなのに「違う」と言われる
- 就活で応募する企業をどのように絞ったら良いのかわからない
- 会社に入って上手くやっていけるのか不安
こうした悩みを踏まえ、2015年3月からコミュニケーションが苦手な現役大学生・大学院生の方々向けに「さらぽれ就活塾」をスタートしました。発達障害のある方々が働く上で困ることは様々です。
例えば「集中できない」ということの原因も、聴覚過敏のためなのか視覚過敏のためなのか、それとも衝動性からくるものなのかなどが考えられ、その原因によって対応策も異なります。だからこそ、学生の皆さんが自分自身の傾向を知り、対策を持つことができればこれから社会に出ていくにあたっての不安を減らすことができると思います。
「さらぽれ就活塾」ではこれから就活を始める方、すでに内定が出て就職が決まっている方々に社会にでる前に「職場で求められる考え方やスキル」を学ぶ機会を提供しています。企業で仕事をする上で必要な考え方やスキルをグループで学ぶ研修です。毎年2回、大学の夏季休暇・春期休暇期間に全10日間の日程で開催しています。