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出来た事に目を向ける

秋葉原事業所

2024.04.16

出来た事に目を向ける

私は高校1年生の時に不登校になり、高校を中退、海外に留学しましたがすぐに帰国、高卒認定試験を受け大学に行くも中退、また留学するも挫折、その後は入退院を繰り返し、紆余曲折を経て、さら就労塾に辿り着きました。
最初に私の経歴を書いた理由は、私のような人がいた事を知り、周りと比べて自分に自信が無い方の背中を少しでも押すことが出来ればと考えたからです。
 
私は、今まで挫折ばかりしてきました。何をやっても上手く行かない自分が嫌いで、周りと比べて、どうして私はこんなにも出来ないのだろうと考えていました。
そんな考えを持ちながら、私が就職まで辿り着くことが出来たのは、比べながらも自分の出来た事に目を向けられるようになったからだと感じています。
そのようになれた理由として、私は毎日週報に”出来た事を書く”という取り組みが、大きく役に立ちました。
正直最初は、反省と落ち込みの日々で、出来た事を書くということ自体に嫌悪感を抱いていました。自分自身をポジティブに捉えることが嫌だったのだと思います。
全く見つけることが出来ず、悩んだ時期もありましたし、職員の方に褒められたことをなんとか思い出して無理やり書いていた事もあります。
ですが、その取り組みを続けているうちに、考え込まなくても出来た事が思いつくようになっていきました。
周りと比べて落ち込んだ時に、小さなことでも出来た事に目を向けられると、自分を傷つけようとしてしまう自分自身を守ることが出来ると思います。
私はこの変化によって、自分を責めてしまう毎日から、少し楽になることが出来ました。そして、前に進むことが出来ました。
 
今回のお話はあくまで私の経験です。
皆さんがどんな状況で何に悩んでいるのか、知ることが出来ないので、文章を書くにあたり沢山悩みました。
この文章を読んで、どんなに辛い過去があっても、どんなに自分が嫌いでも、何かがきっかけで前に進める可能性があるということを知っていただければ嬉しいです。
ありがとうございました。