2017年7月12日(水)、さら就労塾池袋事業所において成果発表会を開催いたしました。
当日は16企業、5団体より28名の方々にお越しいただき、さら就労塾訓練生6名による成果発表をご覧いただきました。
成果発表会は今回で26回目を迎えます。
最初の第1回目を9年前の2008年8月に世田谷区の千歳台で行いました。
当初はハローワークのご協力もいただきながら地域の方、企業の方に向けての啓蒙活動として始めています。それから、参加いただく方からご意見いただきながら今のプレゼンテーション形式で行い、自身の経歴や障害、さら就労塾の訓練で得た成果、就労へ向けての取り組みや就労継続するための工夫等を、パワーポイントのスライドを使用して発表する形になっています。
成果発表会を行う意義は、2点ございます。
1つ目は、障害者雇用に関してご理解いただく機会、という点です。
障害を持つ人を雇用する企業の方から、どのような仕事ができるのか、職場に定着できるのかなどの疑問や不安を解消する機会になります。
2つ目は、就労を実現する機会、という点です。
成果発表会では訓練生が直接に企業の方へアピールします。訓練生と企業を結ぶ場、就労のきっかけになる場と考えております。
過去、成果発表会を通じて面接や実習の機会をいただき、その後採用に至ったケースもありました。
池袋事業所安尾による定着支援についての説明では、就労した訓練生の事例の紹介がありました。障害者の継続した就労の難しさ、担当医と支援機関での情報共有の必要性等、実際に起こった問題をもとにさら就労塾の取り組みを紹介いたしました。
全ての発表が終わった後、交流会が行われました。この交流会では、発表や質疑応答の時間ではできなかった話をする場でもあります。来場者と発表者の交流はもちろんのことですが、来場者同士の交流・挨拶も行われておりました。
司会や設営も訓練生が運営チームとなり、職員の指導のもと行います。今回の成果発表会もこれまで行ってきた会同様、無事終えることが出来ました。
ご多忙の中、ご来場いただいた皆様には深く御礼申し上げます。また、今後も何卒ご支援、ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。
(運営チーム 一同)